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『秀格うろうろばなし』(高川秀格 著)

 『秀格うろうろばなし』を読み終えました。この本は、前半は、『囲碁クラブ』の昭和五十五年新年号より五十六年十二月号まで連載され、高川さんの囲碁人生を綴った「秀格回想記」をまとめたもので、後半は高川秀格さんの「自薦随筆集」という構成になっています。

 前人未到の本因坊九連覇という大偉業を成し遂げた高川秀格さんが自らの囲碁人生を自筆で赤裸々に語っています。赤裸々って言うと、言葉のアヤだと思われるかもしれませんが、この本では、本当に赤裸々に書かれているんです。性欲処理の話から大手合いでの八百長の話までタブーっぽい話も書かれていたりして・・・それらを高川さんの座右の銘である「流水不争先」のように流れるような文章(その中でときおりユーモアも混じえて…)がおもしろくって読みながら声を出して笑ってしまった事も何度かありました…それも通勤電車の中で・・・^^;

 「秀格回想記」は、年代順に、
 ①巣立ち
 ②新布石の青春
 ③戦争と私
 ④夢の本因坊
 ⑤苦闘
 ⑥不滅の九連覇
 ⑦最後の花
の7つに分かれています。次回からしばらくは、もうちょっと『秀格うろうろばなし』について書いていきたいと思います。
 
by kozakura4649 | 2005-04-02 23:54 | ●小桜の囲碁日記
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