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悪手との上手な付き合い方

 囲碁初心者のうちは、いや、悪手のレベルこそ違えども強くなってからでさえ囲碁を打つ以上切っても切れないものに悪手があります。この悪手さえなければこの対局は勝っていたのに・・・と、何度思った事か・・・^^;もう嫌いで嫌いでしょうがない、そんな悪手とどうしたらうまく付き合っていけるのか、ちょっと考えて見ました。

 たとえ悪手を打ったとしても、そこから何かを学ぶ事ができて、その事が上達の糧になるのだとしたら、悪手だってそんなに毛嫌いしなくってもいいんじゃないかと。そして、悪手ともうまく付き合っていけるんじゃないかって思います。悪手を打っても、次からそういう手を打たなくなれば、打つたび毎に悪手が減っていく…そして強くなっていく。これは理想論なのかもしれませんが、でも悪手から何も学ばずに放置しているよりは、よっぽいいんじゃないかと思います^^
 
 では、悪手からは、何を学ぶのか?
①なぜその手が悪手だったのか。また、どう打てば悪手にならなかったのかを学ぶ。
 まずは、悪手の自覚です。そして、どうしてそれが悪手なのか、どう打つのが正しかったのかを知る事が、ステップ1です。そして、
 
②その悪手をどうとがめるのがベストなのかを学ぶ。
 今度は、悪手を打たれた相手側の立場です。悪手はうまくとがめないと悪手が悪手じゃなくなってしまいます。無理も通れば道理引っ込むってやつです。悪手のとがめ方、言い換えれば、傷口の広げ方とでもいいましょうか。うまくやらないとヤブヘビになってしまうので注意が必要です。

 と、こんな感じなのですが、そもそも最初のうちは、悪手を打っても自覚が無い事が多いので、上手の人に検討の時に指摘してもらうとか、棋譜を見てもらうなどして教えてもらえれば、一番いいのですがなかなかそういう環境に無い場合は…どうするんでしょうか、それがこれからの課題です^^;。負けた対局の棋譜をとっておいて、時間がたってから並べなおしてみるっていうのもいいかもしれませんね。昔から言われているくらいですし。あと、わたしの一番のオススメは、雑誌とかに載っているアマの指導対局を並べる事です。まず、最初に解説を読まずに並べてみて、この手は悪手かなとか、どう打つほうがよかったのかなとか考えてから、今度はジックリ解説を読みながら並べていきます。そうすると、並べていても、ただ並べるのと比べて頭に入り方全然違うんです。プロ同士の対局だと、わたしが気が付くような悪手は打たないですからね^^

 って、読み返してみると、なんだか偉そうだなぁ^^;
わたしだって、全然大した事ないのに・・・^^
少しでも、皆さんの参考になれば嬉しいです。
by kozakura4649 | 2005-07-25 23:06 | ●小桜の囲碁日記
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