私が詰碁を睡眠薬代わりにパズル感覚で楽しんでいる事は、前にも書きましたが、今日は、そのやり方についてのお話をします。
まず、私が一番注意しているのは、自分の実力にあった本を選ぶことです。 いたずらに難しい本は、やりません。もし、買ってきた詰碁の本が思いのほか難しくって自分のレベルに合ってない場合、その本には本棚でしばらの間お休みしていてもらっています。 次に、解答は絶対に解けるまで見ないということです。これには、賛否両論あって、解けなかったら、解答を見て理解しすぐ次の問題に取り組んだ方が効率が良いという意見もあります。確かにそうかもしれません。しかし、実戦で詰碁みたいな形が出来上がっても、解答を見る事なんてできず最終的に頼れるのは自分自身のヨミの力だけです。それに、私の場合、甘えて解答を見てしまうと、ズルズルと解答に頼ってしまって詰碁を考えなくなるのが目に見えてますし・・・。 あと、これとは他に、簡単な詰碁の本をパッパッっと解いたりもしています。『ひと目の詰碁』みたいな本の問題を5秒から10秒でドンドン解いていくんです。これは、直観力の訓練と、昔に買って使わなくなった詰碁本の再利用の一石二鳥の勉強法です♪ 最後に、趙治勲九段の本に詰碁の勉強の事が書いてありましたので、長いけれども引用したいと思います。 「いつのころか、数年詰碁に取り組んだこともありました。詰碁づくりでなく、解く方です。何といっても、最大の難敵は、名人因碩の『発陽論』。史上最難関の詰碁集で、いまも全問完全な正解は得られていないとされるほどです。いくつか解説本をひもといてみても、解答手順に誤りが散見されますから。 これに一問一問アタックしていったのですが、全問征服できず中途で断念しました。そうかと思うと、瀬越憲作先生や前田陳爾先生の、アマ向けのやさしい詰碁集を繰り返し何回も通して解いています。(中略) アマチュアのかたには、若干やさしめの詰碁問題集を繰り返し繰り返し解いてごらんなさいとすすめているのですが、それは私自身の個人的な経験からなのです。手をヨム訓練としては、これほど効果的な方法は他にありません。」 難しい本よりもやさしめの本、これは私も同じです。繰り返しは、重要なんですね! それにしても、未だに全問完全解答がなされていない『発陽論』・・・ それってつまり、プロの人たちをもってしても、『発陽論』の著者である三世因碩(道節)のヨミの力に追いついてないって事なんですかね(汗)・・・囲碁って深いですね♪
by kozakura4649
| 2004-11-12 22:14
| ●小桜の囲碁日記
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